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はいぃ。皆様こんにちはぁ。萩原雪歩ですぅ。私の役柄はブラック役の真ちゃんの親友でぇ、『堀雪歩』という名前ですよぉ。
私が紹介するのは、伊織ちゃんやよいちゃんと戻ってきて、病院で真ちゃんが伝説のもやしを食べて回復するシーンの続きです。まあ、そのぉ、カットされて良かったのかもしれないけどぉ・・・。詳しくはぁ、ご覧下さい。どうぞぉ。


「いたたたっ!離しなさいってのっ!」
「あっ、ごめん。雪歩は大丈夫?」
伊織の言葉に慌てて、真は2人を離しながら言った。
「うん。良かったぁ・・・良かったよぉ・・・。うぅ・・・ひっく・・・。」
「えっと、あ〜、ご、ごめんね、雪歩。やっぱり痛かった?」
泣き出した雪歩に、真はオロオロしていた。
「ったく、そうじゃないわよ、鈍いわね。今回雪歩はクマも相手したし、一番頑張ったのよ。アンタのためにってね。アタシとやよいはオマケみたいなものよ。」
「そっか・・・。ありがとう雪歩・・・。」
キュッ ぷにょんっ
「あっ・・・。真ちゃん???」
今度は優しく真から抱きしめられて、雪歩は涙交じりの笑顔で抱き返そうとして、思わず動きが止まった。
「どうしたワケ、雪歩?」
「やわらかいのぉ・・・。」
少し震えながら雪歩が言う。
「ハァ?」
「やわらかい?」
言われた伊織も抱きしめていた真も不思議そうにしていた。
「あのぉ、真ちゃん離して貰ってもいいかなぁ?」
「えっ?別に良いけど???」
雪歩に言われて、真はそっと抱き締めるのを解いて離れた。
「あぁぁぁっ!?むっ、胸がぁっ!大きいぃ!?」
「はぁ?何言ってるワケ?真の胸が大きくなったらフラットVじゃないで・・・ウソっ!?」
「何だか・・・ボク凄く失礼なこと言われたんだけど・・・。だけど、伊織の言う通りだからなあ。胸なんて・・・こんなに柔らかいし、大きく!?って、ええっ!?」
驚いて固まっている雪歩と伊織の言葉を聞いた後、苦笑いしながら自分の胸を触って真も驚いた。
「こっ、これが、ボクの胸?ぷるんって揺れるよ?ねえ?ねえっ!」
「どちらさまですかぁ?」
「ダレデスカ?」
興奮気味に大きくなった胸を強調する真が聞くと伊織も雪歩も本気なのか怪しい感じで聞き返す。
「ちょっ、ちょっと!ボクだよ!ま・こ・と!」
真の声に伊織と雪歩は2人で首を傾げる。
「・・・。じゃあ、これでどう?」
そう言って、真はかけ布団で胸を隠して聞く。
「あれ?真ちゃん?」
「マコト、ドコイッタノカシラ?」
雪歩は目をぱちくりしながら言って、伊織の方はキョロキョロしながら言っていた。
サッ
その後無言で、真がかけ布団を下ろすと再び豊満な胸が現れる。
「真ちゃん?真ちゃんどこ行ったの?あなた誰ですかぁ?真ちゃんを返して下さい〜!」
「だぁっ!なにそれ〜!?」
真は雪歩に組み付かれて、振り払った後怒鳴った。
「ボクはここにいるってば〜!」
サッ
そう言いながらも、真はかけ布団で胸を隠す。
「あれ?真ちゃん?本当にケガが治って良かったぁ」
雪歩は少し涙混じりに笑いながら言っていた。
サッ
「真ちゃん?真ちゃんどこぉ!?」
再びかけ布団を下ろすと、雪歩はオロオロしながら言っていた。
「あ〜も〜!」
真はその場でヤケクソに叫んでいた。
「やれやれ、真はいないけど雪歩に任せて、っと。」
伊織はそう言いながら、真が居るにもかかわらず居ないかのように少し笑って寝ているやよいの方に寄って行った。
「あうぅ・・・車は・・・もうイヤれぅ〜・・・。」
「大丈夫よ、やよい。アタシがついてるから。」
寝ぼけながらも涙を浮かべているやよいを伊織が優しく言いながらそっと抱きしめると、やよいは安心して、泣いていた寝顔が笑顔に変わった。
どうやら、真の胸が大きくなったのは伝説のもやしを食べ過ぎたことによる副作用だったみたいで、一夜の夢のごとく次の日の朝にはすっかり元に戻っていた。
「わかってる、わかってるんだ。うん。でも、でも〜わかってるけどぉ〜!あぁ〜!」
真は起きた後、元に戻っている胸を見ながら叫んでいた。


えっとぉ、いかがでしたかぁ?なんというかぁ、物悲しい所だったのでぇ、カットされて良かったんじゃないかなぁって思いますぅ。真ちゃんは撮影の後複雑そうな顔してたなぁ・・・。
胸が小さくても大きくても、抱き締めてくれるのが真ちゃんだったらどっちでも良いんだけどなぁ。えへへへ・・・。
はっ、し、失礼しましたぁ。次は、亜美と真美よろしくぅ。
んっふっふ〜。マミーゴこと『双鳥真美』役の双海真美だよ〜。
ハッハッハ〜、アミーゴこと『双鳥亜美』役の双海亜美だ。よろしく頼むよ。
ねえ、アミーゴ。ここでは何を紹介するの〜?
良く聞いてくれたね、マミーゴ。ここでは、千早お姉ちゃんが新必殺技の条件をクリアするために蒼い鳥をパワーアップできずにどうしようか悩んじゃうシーンだ。
ワ〜オ!それは凄いわ!ワクワクドキドキしちゃうわ〜。それでそれで〜?どうなるのかしら〜?
それは〜、見てのお楽しみだっ!っと、残念なお知らせだよマミーゴ。
ええっ?急にどうしたのアミーゴ?
残念ながらここで時間切れなんだ、また少ししたら会えると思うよ。
それはあんまりだわ。このままなんて寂しすぎるわ〜。
ハッハッハ〜、そこは安心だ。この後ブラックのカッコイイので締めになるからそれで次までの我慢だよ。
あら〜、まこちんのカッコイイとこ見れるなんて幸せだわ〜。ワクワクしちゃうわ〜。


「一撃必殺っ!ボクのこの一撃でキミをまっこまこにしてあげる・・・。」
キランッ!(歯が光る)
「後編も期待しててねっ!ボクとの約束だ!」



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