クローン病って?
皆さんは「クローン病」という病気をご存知でしょうか?
私の認識ではあまり知られていないと思います。
ここでは病気の説明をしたいと思います。
もっと詳しい事を知りたい方は
クローン病のホームページや医学書をご覧下さい。
「クローン病の名前の由来」
・病気の発見者のクローン博士の名前から。クローン羊などのクローンではない
「病気の原因」
・不明(仮説は幾つか出ています)
「病気の認定」
・厚生労働省認可の特定疾患(難病)に指定されています。
・認められて申請をすれば医療補助が受けられます。(保険証がある方)
「病気の発症年代など」
・10代〜20代が最も多く、男性と女性の割合は約2:1で、
若い人の病気と言われている。
・私が思うにこれが10代に発症した場合は
いろいろな意味で本人にとって非常に辛いと思う。
「病気の種類」
・クローン病が起きている場所によって大きく3種類に分類される。腸だけでなくまれに胃や食道などにも出来る。
・小腸型
・大腸型(私はこれです)
・小腸大腸型
「治療方法」
・現代の医学では完治不可能。
・回復までの治療には段階や種類がある
肩からの点滴(絶食)
エレンタール(鼻からチューブを入れて胃を通過・直接腸に入れる・口から飲む)
エンシュアリキッド
ラコール
・再発を防ぐ為の食事療法。
油物を避ける
繊維質の多いものを避ける
等
「症状」
基本的には腸内に深い潰瘍(腸の壁に穴が開く)が出来る。
・腹痛になる。腹痛の度合いは段階があると思う(私の場合)
・下痢になる。酷ければ血便や(大腸型)、黒い便(小腸型)になる。
・発熱。私の場合は微熱状態(平熱36℃で37℃代が続いた。)
・体重減少。私は一番合った時から現在(2002.9.23)では40kg以上痩せた。
私の場合はまだもともとが太っていたのでそれなりで済んではいるが痩せ型の 方がかかると体力面や筋力面などで非常に厳しいと思う。
「合併症」
狭窄(きょうさく)
・腸が狭くなる事(私の腸の一部分はこれです)
ろう孔
・腸同士や腸と膀胱(ぼうこう)などが穴や管で繋がり、トンネル状になる事。
穿孔(せんこう)
・深い潰瘍が出来て、穴が開く事。
癒着(ゆちゃく)
・隣接の臓器や組織がくっつく事。
関節炎(リウマチと間違われる時がある)
皮膚症状
結節性赤班(けっせつせいこうはん)
・赤いしこりのある皮膚炎
壊死性膿皮性
・膿を持つような皮膚炎
口内炎
胆管炎
肝脂肪・肝機能障害(私は肝機能障害が出ました)
等があります
「潰瘍性大腸炎との違い」
・潰瘍の深さがクローン病に比べると浅い。
・大腸のみに発症する。