誕生日と「アイドルマスター」に出会えて

2009.9.29
私の誕生日。
この世に生を享けた日。この日を迎えることで一歳年齢が加わる。
皆さんは自分の誕生日をどう思われているだろうか?

私は昔のようにケーキだ!ご馳走だ!パーティーだっ!とはしゃぐことはなくなったけれど、
15年前くらいから、一年を振り返るひとつの節目だったり、何かを始めよう、試みようとする節目にする日になっていている。

一年を振り返ると、突っ走れた年でした。
今年は持っている持病のクローン病がレミケードという薬のおかげもあって今も順調に推移しています。

そんな中で、ここ数年は「アイドルマスター」に大きな元気を貰っています。
会社を辞めたのを境に最初のオンリーイベントから参加して、気が付けば、参加回数20回を越え、作品も70冊を越えるものを作成していました。

働かない人間はクズ同然の扱いをされる。もっといえば、「いらない存在」
働いていたとしても、一旦レールから外れたら、一部の政治家や、有名タレントでもない限り戻れない。
そこで、生きるために何か「理由」や「執着するもの」でも無ければ、毎年3万人を越える自殺者になる可能性が高い。
戦争のない国・長寿の国だけど、こんなに生き難い国も珍しい。言い換えれば「生き地獄」

そんな中では私は、「いらない存在」であり、更に現代の医学では完治しない難病を抱えている。
「理由」や「執着するもの」が無ければ、私は年間3万人の仲間に過去なっていたと思う。
でも、そんな世知辛い中で私のような難病を抱える人間がここまで生き生き出来て、成長できていると感じられるのはひとつの奇跡かもしれない。
私がどうこうなのではなく、こうさせてくれた「アイドルマスター」とそれに関わる人達との出会いが奇跡なのだ。

いずれアイドルマスターについては総括する予定なので、ここでは詳しく述べないが、
「生きる理由」だけでなく、私をたった数年で目覚しい成長を遂げさせてくれ、更に自分でも分かるくらい良いと思える方向に変えさせてくれた。
関わった最初の頃の自分が、馬鹿だったと思える恥ずかしさがある。今でも馬鹿なんだけどね(笑)
更に多くの人達と関わることで、元気、勇気、やる気を、たくさんという言葉で表す以上のものを頂いた。

今のこれだけ色々なものが細分化された時代に、ひとつのジャンルを共有できる人が数多くいる場所に運良く居れた事に感謝。
更にその中にいる多くの人達が紳士淑女であることにも重ねて感謝。

そんな中に居て、私なりに恩返しが出来ればと思う。
それだけでも、生きる理由になるし、頑張ろうって思える。
こう思えるような心にしてくれた、生まれてから今まで関わってくれた人達に心から感謝するとともに、
貴方にも、素晴らしいなんらかの出会いがあることを願い、祈っています。

私は、また一年突っ走りたいと思います(笑)