アカデミー賞について
今日第81回アカデミー賞が発表になった。
私は昔、映画とは縁遠い存在だったし、今のようにみる事も無かった。
だから、アカデミー賞もはっきり言って眼中に無かった。
それが、何年前だったからか、毎月1日の映画の日を意識して、その時にみたい映画があったら見に行くと決めた。
それからは、映画のチェックは最低でも月に一回はするようになった。
素直に日本の映画が2つも賞を取った事は凄いと思う。
両方見たことは無いけれど、「おくりびと」は日本ならではのものとして評価されたのだと思う。
そこにしかない文化といえば言いのだろうか。昔の作品でも脚光を浴びたのは時代劇。
そういう流れなのかなあと私は思っている。
日本中が沸いているのは分かるが、実際の興行収入が現在32億ほど。
凄いと思うかも知れないが150億越えるポニョと比べたら悲しい状態である。更に去年の邦画の1100奥を越えるなかでは微々たるもの。
それだけしか見た人が居ないという悲しさ(苦笑)
当然人によって受け止め方や感じ方は違うものだから、良し悪しは自分で決めるものだと思うけど。
私は余り邦画は見に行かない。
理由は2つ。
1.映画館で見る価値、意味が見い出せない。
元々映画を見に行く理由、映画館で見る理由は、大きなスクリーンで見たいから。これに尽きる。
だから、アクションものを見に行くのが多い。邦画は洋画と比べるとアクション性の高い映画は少ない。
2.1000円払う価値が見い出せない。
これは1にも付随するもので、後々DVDで見れば良いや。で終わってしまう。
娯楽性、エンターテイメント性を求める私は、基本的に洋画で字幕しか見ない。
邦画はアニメが多いのかもしれない(笑)
最後に見た邦画は「グレンラガン劇場版」だったと思う(笑)
話がアニメに行ったので「つみきのいえ」に関しては文句なしのアニメーションの国としての実力を発揮できたものだったのではないかと思う。
やっぱり土壌があると、強いんだなあとしみじみ思った。
そして、今回の個人的目玉は助演男優賞のヒース・レジャー。
ダークナイト、アメリカではぶっちぎりの興行収入だったけれど、日本では殆ど知られてさえ居ないかもしれない。
途中での海外の賞がなければ「おくりびと」も国内では全くといって良いほど話題になっていなかったと思う。
ただ、違うところは高い評価をされるものを多くの人が見ているかどうかという事。
ダークナイトはバットマンビギンズの続編。私はバットマンビギンズはスルーだったけれど、今回のダークナイトは絶対に見るとなった不思議なめぐり合わせだった。
ヒース・レジャーはこの作品の中でジョーカーという役を演じる。
鬼気迫る演技で、私は圧倒されたし、凄いと思った。残念ながら、この作品の撮影終了後亡くなったのが惜しまれてならない。
そんなヒース・レジャーも、このアカデミー賞のオスカーを取って天国で喜んでいる事と思う。
日本の映画配給システムとか色々な問題があるだろうけど、これからも素晴らしい映画をみて、
それが自分の心の栄養になって周りに還元出来れば良いなと思っています。
もっと安くなれば、良いのになあ。そうすれば、色々な人が見に行く事になるきっかけになるだろうし、活性化もするだろうに。
私個人の意見として。
お願いだから洋画は吹き替えだけにしないで字幕版もちゃんとやって欲しい。
売れている映画が面白い・認められる映画とは限らない。(これはゲームの評論っぽいときも散々言ってる(笑))
ネームバリュー、宣伝に踊らされないで、自分にあったもの、好きなジャンルで映画をみよう。
映画館で見ることに意味があると思える映画を自分できちんと探そう。
世の中には映画意外にも山ほど娯楽はあるけれど、映画に限らず、きちんと自分で探す努力をして欲しい。
手間が掛かった分だけ、ワクワクやドキドキが大きくなるだろうから。
めんどうだなあ、かったるいなあって思うなら、大したものは得られないと思う。
一手間加わると、がらっと変わったりするから。料理でたまに言われる事。
好みが分かれるのは仕方ないとして、こういう一つのジャンルの中での評価を見て、それを見てみるのも一つの手かもしれない。
ただ、見る前に自分に合いそうかどうか位は調べてね。
さ〜て、来月の1日は何をみにいこうかな〜。