サナトリウム

私は良く友人から物事の捕らえ方がちょっと違うかもしれないと言われる事があります。
このゲームをただのエロゲーとして消化するのも良いんでしょうが、私的にそれは無理でした。
サナトリウムというものが何なのかに先ず興味を持ち、それを知った上でゲームに入りました。
人間の精神と言うものには昔から興味があり、見事に私のその興味にヒットしてくれました。
ここに出てくるキャラクター達は皆それぞれ特徴的な女性ですが、私が一番心を鷲掴みにされたのは
「ご命令を。」
しか言わないキャラでした。
丁度この頃ZYXがボイスを入れ始めた頃で、声優さんの上手さもあるのかもしれませんが、余りに無機質で言うこの言葉に戦慄を覚えました。
後にこのキャラを元にしてテーブルトークにキャラを登場させましたが凄まじいインパクトを与えました。

ゲームと言う非現実でありながら、こういう状況になってしまった過程とその状態は現実でも十分に起こりうる怖さや悲しさを知ったような気がしました。
そして、また私に何か出来ないかと思わせる要因にもなりました。
私はこのゲームをやっている時点で既に病気になっていた事もあり、精神的なものには凄く敏感で興味を引かれました。(今でもそうですけれど(笑))
友人に言われたのは「そこまで考えないかもしれない」、とか言われました。
私は1人で勝手に深読み(?)したりいろいろな事を考えたりした上に、いろいろ感じ取ろうといつもします。
そんな私にこのゲームは精神についていろいろな見方があることや、深く考える要素があると再認識させてくれたゲームでした。
ここまで小難しく考えずにただのエロゲーとしてやっていても良かったのかもしれません(笑)
ネタ的にはちょっとダークな面もあったりしますので、明るいものをお求めの方にはお勧めしません(笑)
興味が湧きましたらやってみて下さい。
そんなの感じないぞ、とかいう意見は勘弁して下さいね。
あくまでも私がやって感じた事ですので(笑)